お金もうけは悪いこと?

Book00220お金もうけは悪いこと?
アンドリュー・クレメンツ著
講談社

先日、青山のクレヨンハウスに
寄ったときに見つけました。

以前読んだ歯磨き粉の物語も面白かったのですが、
時代が違ってきている感も否めなかったため、
この本の方が、今の子供達にはもっと身近に
感じられるのでは?と思いました。

グレッグは、お金が大好きな小学生。
アメリカでは一般的とされる、夏のレモネード売りや、
ご近所の芝刈りや雪かきなどで、お金を貯めていき、
お父さんに銀行預金を勧められた10才の時には、
既に、3200$(1$=116円で約37万円)もあったというから
すごいですよね。

そんなグレッグは、ある日、お昼のデザート用に、
子供達の多くが25¢、2枚を親にもらっていることに注目し、
25¢、1枚で買えるおもちゃを学校で売り出します。
それも、友達に受けそうなおもちゃをネットでまとめ買いし、
1コインで売る・・・どこかで聞いたようなビジネスです(笑)。

ただ、このおもちゃの販売は、校長先生に叱られ、
途中で断念することになったのですが、
そこでくじけるグレッグではないのです。
「先生は、おもちゃは売っちゃだめ」と言ったことに気付き、
今度は、自分でつくった小さな本を売ることにするのです。

この物語の素晴らしいところは、
グレッグの気持ちに一歩踏み込んで書かれている所です。
もし、この本を読んだ子供が、同じようなことをしようとした時に、
恐らく直面するような心の葛藤にふれてあったり、
周りの大人の目線や、子供の好奇心を潰さず伸ばすためには
大人はどういう姿勢でいるべきか?
小さなビジネスが直面する課題や、その先の広がり方
・・・など、本当に考えさせられ、勉強になりました。

一番のヤマは、教育委員会でのやりとりです。
・・・最近の日本の教育委員会の欠点などを知るにつけ、
こんな風に、開かれた組織であってほしいなと、
つくづく思いました。

ウチの子が小学生になったら、絶対、読ませます。
低学年の間は、大人の解説も必要だと思われますので、
ママにも読んでみてもらいたい一冊です。

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おこづかいゲームブック

Book00217_1
おこづかい ゲームブック
羽田野 博子 著
★★★★☆

4歳~簡単に遊べる編と、
6歳~細かく計算してみよう編で
遊べるようになっている、おこづかいゲームです。

4歳~とは言っても、お金をもう少し理解できていて、
上に兄弟がいれば参加するかもしれませんが、
ウチの子の場合、5歳になっても、まだイマイチ、
じっくり取組めないし、理解できなさそうです(汗)。
性格もあるのでしょうけど。

まあ、ウチの場合、
キヨサキさんのキッズ用のキャッシュフローゲームも、
用意して、一緒に遊べるのを楽しみにしているのですが、
数字の理解をもう少し深めないと、
どちらのゲームも、本質が分からないまま飽きても困ると、
様子を見ている状態ですが。。。

で、このゲームですが、おこづかいゲームとしては、
確かによくできてる気がします。
特に、ローンの金利が、預金金利の10倍という設定に、
驚きつつ、解説に、「なるほどねー」と考えさせられました。

また、ゲームの中で、サイコロの「?」が出たら、
参加者全員が両替したり、ローンの返済をするなど、
ちょっと立ち止まって、見直したり、
親に相談できたり、話し合えるというのも面白いなーと
思いました。


子供におこづかいをあげるようになって、
子供の無駄遣いが治らないと嘆くママには、
試してみる価値があるように思います。

これで身近な金銭管理を考えさえ、
いずれは、キャッシュフローゲームやモノポリーのように、
増やす術を考えるゲームもやらせたいと私は思っています。
実際、この著者のお嬢さん(当時中2)も、人生ゲームの内容が、
実際にありえる気がしたと感じたそうなので、
このゲームを初級編として遊ばせる価値は大いにありそうです。


そうそう、この本の中で、ちょっと気になったのが、
お年玉の捉え方です。
お年玉を、サラリーマンがもらうボーナスのように
捉えてあり、そこからも貯蓄を勧めてあるのですが、
以前読んだ本に、「これは給料だから大事に使うけれど、
これはボーナスだから、ちょっと贅沢しよう」という風に、
お金を色分けする考え方は、
お金が中々身につかない人の特徴だとか。。。

お年玉をどう捉えさせるかというのも、
大きな課題だな~と改めて考えさせられました。

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会計士の父が娘に贈る32+1の手紙

Book00183会計士の父が娘に贈る32+1の手紙

山田 侑 著
★★★☆☆

当然ながら、公認会計士さんだなー
と思う部分がある一冊ではありました。
確かにいい事もそれなりに書かれてるんです。
お嬢さんに対する愛情もひしひしと伝わってきますし。。。
・・・でも・・・なんと言えばいいんでしょう?
お金に対する罪悪感・・・のような空気がある本でした。

私だったら、子どもに、
お金に、「尊く素晴らしい面」と「醜く恐ろしい面」があるとは
教えません。
私は、それらの面は、自分の心の中にあると思うからです。
2つの矛盾する性格をもつのは、お金という物質ではなく、
自分の心の中にこそあると思うのです。

多額のお金を前にして、自分の心をコントロールできないまま、
子どもにお金を恐れるようになって欲しくないと思います。

また、
本にある「汗水を流して、稼いだお金ほど尊いものはない」
というのも、また、自分の心の持ちようだと思います。
私は、思考することから稼いだお金が尊くないとは思いません。
自分の持つ力を何に注ぐかで、お金の価値が変わるとは
全く思えないのです。

それでも、さすがに会計の世界で生きてこられ、
沢山の経験の中から語られる言葉には、
多くのヒントと、学ぶべき点がありました。

ベースの考え方が違うので、
ウチの子の価値観が固まる前に読ませるのは不安ですが、
良書であることは確かです。

・・・とっても微妙な薦めかたでスミマセン(汗)。

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親の役割

共通の話題なので、こちらにも転記しておきます。

毎週木曜日に更新される、私が尊敬している宋さんが、
熱心なほど、教育に失敗する
(今日中なら会員登録ナシで読めます)
と題したコラムを書かれていました。

私も、自分が育児をするようになって、
子供の教育や育つ環境について、より身近な問題として
考えさせられる機会が増えています。

宋さんのコラムの中で、うまい例えだなーと感心したのが、
相手にいくら愛情を注いでも、片思いなら、
その愛情が相手に届かないこともあると例えた上で、
以下のように続いています。
>ただならぬ情熱とエネルギーを注ぎ込んでも、
>教育に失敗することはあります。
>主観的な愛情に自信を持つあまり、
>教育の客観性を忘れた結果です。

ここで書かれている「教育の客観性」というものには、
様々な解釈があると思われますが、
子供が進みたい道とは違う学校へ入れたり、
子供自身に学ぶ楽しさを教えないまま詰め込んだり、
子供の意思とは別に親の見得のために進学させたり・・・
ということなのかな?と私は思いました。

こと、「親の愛情」と、取り上げられると、
「注げば注ぐだけ、子供によい影響がある」と考えがちですが、
恋愛を例に考えれば、子供に届かない愛情だってあるというのが
現実なのかもしれないと、妙に納得してしまいました。

また、
>子供により良い教育を受けさせようと必死になっている親たちは、
>自分の生き方と日々の生活を軽視している傾向があります。
こういう親は、私が子供の頃からいらっしゃいました~(汗)。
子供の人生を、まるで自分の人生であるかのように、
同時進行で生きているお母さん。。。
自分の存在価値を、子供を通して主張するカンジのママ。
子供には子供の人格があり、付属物ではないのに。。。
と思うことがありました。


私が育児をしていく上で、忘れないようにしようと思っていることが、
「子供の人生に寄りかからず、私は私の人生を生きよう。」
ということです。

これを忘れないように、
チビが産まれる頃に、ある本に載っていた詩を壁に貼っています。


 あなたの子供は、あなたの子供でなはい
 
 子供たちは生命自身の力から
      生まれた息子たちや娘たちである
 子供たちはあなたを通って出てくるが
      あなたから出てくるのではない
 子供たちはあなたとともに存在するが
      あなたに属しているのではない

 あなたは弓であり、子供は生きた矢として
 そこから前に飛び出していくのだ

 ハリール・ジブラーン(レバノンの詩人)


きっと、私も教育に熱心にはなると思うのですが(汗)、
それでも、子供の人生は子供自身のものであると、
いつも忘れないようにしていきたいと、
改めて考えさせられました。

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週刊ダイヤモンド-投信の罠

-こっちと共通の話題なので、転載しておきます-
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新聞で広告をみかけたので、買ってみようと思いつつ、
昨日と一昨日が雨だったので(←そんな理由)、
今朝、駅中の本屋さんへ行ってみたら、売り切れ!
駅の売店も、売り切れ!
仕方がないので、ちょっとマイナーなコンビニ(笑)に行って、
やっとゲットしてきました。

ダイヤモンドの不動産特集などでは売り切れてることはないので、
それだけ、投信への関心が高く、
将来の年金の一部を401Kで運用することになってしまったり、
銀行や郵便局で販売を強化してきた背景から、
実際の購入者も、以前に比べると格段に増えているんだろうな
と思ったのでした。


内容は・・・よくここまで踏み込んだ内容が書けたな~
という位、かなり実態を暴いてあり、
私も知らなかったことが幾つかあって、勉強になりました。
試しに、チェックしてみると、金融機関の広告が1コもない(笑)。
・・・結構、身体はってるんだなー。ちょっと感心(笑)。

私は、証券会社で、投信販売の現場と、
証券会社(投信の販売会社)へ戻ってくるお金の流れを見たこと
などから、すっかり、投信嫌いになった(汗)ので、
最近の投信事情には疎くなっていたのですが、
グロソブの実情にはびっくりしました。
設定以来の累計で、1万口当たり4811円を分配金に回した?!

この投信は、毎月分配金が支払われるのが人気の秘密なんだとか。
でも、その実態は、結局、自分の預けた資金の一部を取り崩してる。
しかも、これを買っている人の多くが、基準価格が幾らになってても
気にしてないんだとか。。。

これって、噛み砕いて言うと、
100万円をプロの投資家という人に預けて、
毎月4000円位の分配金をもらえるものだから、
「あー、私のお金が運用されてる」って錯覚してしまうんですよね。
でも、毎月分配金を払わなくちゃいけないってことは、
少なくとも、1年分、4,000×12=48,000円分は運用できないし、
それ以外に、当然、運用で儲かっても損しても、
運用のプロへの報酬は引かれるし、
信託報酬といって、預けておくだけでお金がかかってしまう。

もちろん、相場が良かったりすると、
それを補って余りある場合もありますが、
今日の日経のオープン基準価格を見ると、ものによっては、
設定当初に100万円払った人が持ち続けていたら、
807,500円になっていたりしています。

日本人って、昔っから、分配がある商品が好きですよね。
私が証券会社の人事部にいる頃、
社内のおじさま達が入っていた保険も、
『○歳で配当がもらえます』タイプが超人気でした。
あの頃、色々調べて、
「たった10万円もらうだけなら、分配のないタイプを」と、
幾ら説明しても、「だって皆買ってるし」と聞き流されたのを
思い出してしまいました(笑)。

問題が表面化してくるのは解約が増えた時なんですよね。。。
いくら、毎月分配金を貰っていても、
いざ、手元に戻ってきたお金が2割減っていたりしたら・・・
クレームになります(汗)。
バブル以降、証券会社のセールスは、
過去に販売した投信のクレームでピリピリしてました。

今回のグロソブは、
銀行の窓口へクレームが殺到するのでしょうね。

これ以外のタイプの投信の問題点も書かれているし、
変額年金(生保が売る投信)の問題点もクリアです。
興味のある方は、是非、ご一読下さい。

ま、最後に出てくる「保有コストが安いランキング」は、
運用成績とはあんまり関係ないので、
これをみて、「この中の投信から選べばいいのか」と
思ってしまう人が出ると、
それはそれで違うんじゃないかと思ったのですが。。。


やっぱり、基本的には、投資について勉強しなくても、
プロに運用をまかせておけば安心・・・ってほど、
世の中甘くないってことなんでしょうね(笑)。

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