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週刊ダイヤモンド-投信の罠

-こっちと共通の話題なので、転載しておきます-
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新聞で広告をみかけたので、買ってみようと思いつつ、
昨日と一昨日が雨だったので(←そんな理由)、
今朝、駅中の本屋さんへ行ってみたら、売り切れ!
駅の売店も、売り切れ!
仕方がないので、ちょっとマイナーなコンビニ(笑)に行って、
やっとゲットしてきました。

ダイヤモンドの不動産特集などでは売り切れてることはないので、
それだけ、投信への関心が高く、
将来の年金の一部を401Kで運用することになってしまったり、
銀行や郵便局で販売を強化してきた背景から、
実際の購入者も、以前に比べると格段に増えているんだろうな
と思ったのでした。


内容は・・・よくここまで踏み込んだ内容が書けたな~
という位、かなり実態を暴いてあり、
私も知らなかったことが幾つかあって、勉強になりました。
試しに、チェックしてみると、金融機関の広告が1コもない(笑)。
・・・結構、身体はってるんだなー。ちょっと感心(笑)。

私は、証券会社で、投信販売の現場と、
証券会社(投信の販売会社)へ戻ってくるお金の流れを見たこと
などから、すっかり、投信嫌いになった(汗)ので、
最近の投信事情には疎くなっていたのですが、
グロソブの実情にはびっくりしました。
設定以来の累計で、1万口当たり4811円を分配金に回した?!

この投信は、毎月分配金が支払われるのが人気の秘密なんだとか。
でも、その実態は、結局、自分の預けた資金の一部を取り崩してる。
しかも、これを買っている人の多くが、基準価格が幾らになってても
気にしてないんだとか。。。

これって、噛み砕いて言うと、
100万円をプロの投資家という人に預けて、
毎月4000円位の分配金をもらえるものだから、
「あー、私のお金が運用されてる」って錯覚してしまうんですよね。
でも、毎月分配金を払わなくちゃいけないってことは、
少なくとも、1年分、4,000×12=48,000円分は運用できないし、
それ以外に、当然、運用で儲かっても損しても、
運用のプロへの報酬は引かれるし、
信託報酬といって、預けておくだけでお金がかかってしまう。

もちろん、相場が良かったりすると、
それを補って余りある場合もありますが、
今日の日経のオープン基準価格を見ると、ものによっては、
設定当初に100万円払った人が持ち続けていたら、
807,500円になっていたりしています。

日本人って、昔っから、分配がある商品が好きですよね。
私が証券会社の人事部にいる頃、
社内のおじさま達が入っていた保険も、
『○歳で配当がもらえます』タイプが超人気でした。
あの頃、色々調べて、
「たった10万円もらうだけなら、分配のないタイプを」と、
幾ら説明しても、「だって皆買ってるし」と聞き流されたのを
思い出してしまいました(笑)。

問題が表面化してくるのは解約が増えた時なんですよね。。。
いくら、毎月分配金を貰っていても、
いざ、手元に戻ってきたお金が2割減っていたりしたら・・・
クレームになります(汗)。
バブル以降、証券会社のセールスは、
過去に販売した投信のクレームでピリピリしてました。

今回のグロソブは、
銀行の窓口へクレームが殺到するのでしょうね。

これ以外のタイプの投信の問題点も書かれているし、
変額年金(生保が売る投信)の問題点もクリアです。
興味のある方は、是非、ご一読下さい。

ま、最後に出てくる「保有コストが安いランキング」は、
運用成績とはあんまり関係ないので、
これをみて、「この中の投信から選べばいいのか」と
思ってしまう人が出ると、
それはそれで違うんじゃないかと思ったのですが。。。


やっぱり、基本的には、投資について勉強しなくても、
プロに運用をまかせておけば安心・・・ってほど、
世の中甘くないってことなんでしょうね(笑)。

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わが子が成功するお金教育

Book00179jpg_1わが子が成功するお金教育
榊原 節子 著
講談社+α新書
★★★☆☆

このブログでも紹介した本が幾つも登場する、
お金の教育方法をまとめた本です。
本の厚みの割に、紹介されている書籍が多く、
どこからが著者の意見なのかがイマイチ分かりませんが、
初めてこの手の本を読んでみようという方には、
読み易いコンパクトサイズになっています。

これを読んで、
紹介されている他の本を読んでみるのも
いいのかもしれません。


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