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14歳からのお金の話

Book0024714歳からのお金の話

池上 彰 著 マガジンハウス
★★★☆☆

NHKで週間こどもニュースのお父さんとして
時事ニュースなどを分かりやすく説明されて
いる池上さんの本です。

内容は多岐に渡り、確かに、理解しやすいように分かりやすく
書かれてはいます。
ただ・・・分かりやすすぎて、少々つまんないかも(汗)。

こういう子供向けのお金についての本って、
どうして、物々交換の時代や、「お金とは?」みたいなことから
始まる本が多いのでしょう???

6歳の息子を見ていて、既に、ぼんやりとではありますが、
お金がどういうものなのか分かってきています。
この時期に、物々交換のことなどを話すのはいいと思うのですが、
14歳になる子供に、そこから説明する必要があるのかなー?
と、素朴な疑問を持ちました。
そもそも、何故、14歳からなのかも、私には分かりませんが。。。

とはいえ、お金のことをきちんと説明しようとすると、
確かに、社会の仕組み、政治のことなどまで、どんどん広がり、
まるで、社会の教科書を読んでいるような気分になるもんなんだと
ちょっと学生に戻った気分になれました。


・・・結論としては、子供が「お金のことを知りたい」と思って、
本を探したとしたら、彼らの知りたい疑問点が、
果たして、この本で少しでも解き明かされるか?と考えると、
ちょっとズレてる気がするなーと、私個人は思いました。

どちらかというと、経済力のある親が、
子供に与えたいと思う内容に近い本なので、買ってもらう戦略と
しては、購入者ターゲットにあっているけれども、
読者ターゲットの子供達から大々的な指示を受ける本では
なさそうかな?なんて、うがった見方をしてしまいました。

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フェリックスとお金の秘密

Book00246フェリックスとお金の秘密

ニコラウス・ピーパー 著 徳間書店
★★★★★

会社員へ復帰したこともあり、
中々こちらのブログを更新できません(汗)。
すみません。

・・・が、この本は、子供も楽しめる経済冒険物語です。
(そんなジャンルがあればですがwink

この物語は、ユーロ導入前のドイツのある都市で、
お金の事でケンカが耐えない両親に嫌気がさした少年が、
何とかしてお金を儲けたいと、親友と話し合い、
様々な試行錯誤を始めていく・・・というストーリーです。

初めて銀行預金し、利息の少なさに驚き(日本より高いですが)、
次は、芝刈り請負い(これは欧米では多いようですね)、
朝の焼きたてパンの配達・・・と、ごくごく一般的な道を進みます。

途中、楽器屋のシュミッツさんというアドバイザーの意見を取り入れ、
試行錯誤を続けます。

経済の様々な面を見せるという物語のテーマのために、
少々無理な展開で、大金が子供達のところに転がり込みますが、
まあ、大金があってこその心の葛藤、動揺がよく描かれているので、
目をつぶってもいいかな?と思います。

物語の中盤で、株式投資(少々、投機チック)に挑戦してみたり、
最後は、資産運用詐欺にあい・・・と、だんだん物語りに
引き込まれていきます。

この物語は、ドイツのナチス時代の不幸な歴史も織り込み、
簡単なバランスシートや損益計算書も理解しやすく単純化され、
子供達の冒険心や、正義感も刺激する、面白いストーリーですので、
投資の詳細が理解できなくても、子供達が面白く読めるのでは?
と思う、お勧めの一冊でした。

・・・問題は・・・親がこの中にでてくる運用をどこまで説明できるか?
かもしれませんね。
せっかく、子供達がこの本で興味をもったとしても、
周りの大人が「だからお金を儲けるなんて考えずに働けばいいんだ」
のようなことを言ってしまうと、子供達にとっては不幸なことだと
思わずにいられません。

悔しいほどの失敗を通してしか学べないこともある。
それをしないために、どう回避しつつ、資産を守るか?
これからの子供達だけでなく、今の大人も身につけておくべき
大事な知識になっているなーと改めて思いました。

小学校高学年~中学生くらいには、読んで欲しい一冊です。

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