き・・・きた!お金の作り方~!

ある日、突然、息子からあの質問がきました。

「ね、ママ、お金って誰が作ってるの?」

「うん、ぞーへーきょくってところで作ってるんだよ」
(心の声:ぎょえ~、いきなり来たよ~!)

「どうやって?」

「え?んー、印刷機で印刷してつくってるんだよ。
 硬貨の方は、金属を溶かして型に流してるのかな~」

・・・いかん!もう来るとは思ってなかった!
今更調べてみたら、造幣局が作ってるのは硬貨だけ!
お札の方は、国立印刷局とかいう所だった!しまった~!
いつ訂正すりゃ~い~の~crying

「へー、どうして自分で作っちゃいけないの?」

「うーん、例えば、ママが紙に1,000円って書いて、
 それで何かを買おうとしてもさ、お店で受け取って
 くれないでしょ?」

「どうして?」

「お金がお金として使える為には、これが1,000円の
 価値がありますって、みんなが信用できなくちゃ
 いけないわけよ。それなのに、紙切れに1,000円
 って書いてもムリでしょ?それでいいなら誰でも書くし」

「ふーん。じゃあ、お金が使えるのはどうして?」

(心の声:ひぃ~!イキナリ難しいよ~!)
「えっと、日本には、日本銀行っていう所があってね、
 そこが、どの位のお金が流通するのがいいか、
 いつも監視して、調整してるみたいだよ。
 お金を好きなだけ流通させると、インフレっていうのが
 起こってしまうのよ」
(心の声:流通?監視?調整?意味分かるか~?)

「インフレ?」

「うん、お金が沢山出回ると、価値が低くなってしまって、
 今日100円で買えた卵が、明日は1000円、明後日は
 1万円出さないと買えなくなったりするんだよ」

「へ~。でさ、なんで、株って上がるの?」

(心の声:つ・・・ついてきてんの?いきなり株かよ~)
「え?株?・・・んー、例えばさ、任天堂DSあるでしょ?
 あれ、君も欲しがったよね。ああいう風に、沢山の人が
 欲しがるものを作った会社は、売上が上がって、
 利益がでるのが予想できるから、株にも人気が集まって
 株価が上がるのよ」

「へ~」

「でも、今みたいに、みんながDSを持っちゃったら、
 これから売上がもっと増える可能性が低いから、
 人気がなくなってくるの」

「でも、DSだけじゃないでしょ?」

「そーだね、任天堂は、DSの本体だけじゃなくて、
 DSの入れ物とかも売ってるし、DSのソフトを作る
 会社からは、ライセンスとかのフィーも取ってると思うよ。
 あと、他にも、Wiiを出したり、日本だけじゃなくて、
 他の国でも売って頑張ってるよね」

「へー、そうなんだ」

・・・と話した後は、納得したんだか、してないんだか不明のまま、
DSのゲームに戻ってしまいました。。。

んー、しかし、あまりにもイキナリ。
小学1年生に分かるように説明しようとするには、私の知識が
全然足りないことが発覚!!!

子どもの前では平静を装いつつ、頭はフル回転、背中は冷や汗、
いやはや、えらい目に会いました。
んー、次の機会に備えて、日々是精進!ですね~coldsweats01

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パパ銀行の取り組み2

ガンタロウ先生のパパ銀行、
第一回利払いが実行されたそうです。

お姉ちゃん: 4月3000円位 → 5月3400円
弟くん   :  〃5500円位 → 〃 6400円
まずは、ほとんど自分のお金を使わない子供達の生活に
正直、驚きました。

ただ、このパパ銀の取り組みは、
子供自身の判断でお金を使って、失敗して、考えてこそ
という側面があります。

昨日紹介した本にも書かれていましたが、
子供を浪費家にもケチにもしてはいけないのです。
賢い消費ができるようにしなければ、
お金の勉強になりません。。。ガンタロウ先生。。。

このお小遣いの中に、
普段はママが払ってあるものを含めて、
日々判断ができるようにするのがBetterな気がしますが、
今は、もう少し様子を見てみるしかありませんね。

その代わりの取り組みとして、お姉ちゃんに、
今後のお金の増え方を数字で見せてあげるのは
いかがでしょうか?

Case1
今のお小遣いからたまごっちを買う。
その残高500円が3000円に戻るまでの期間を
エクセルで計算してみせる

Case2
今の残高が6000円になるまでの期間を計算して
みせる。
これだと、お金がお金を生むスピードを月利10%なら
体感できるはずですし、6000円になってから、
たまごっちを買うという判断もアリだと分かります。

Case3
200円位稼げるお手伝いを用意する。

お子さんが、もう少し大きく、パパ銀に慣れれば、
ギンタロウさんがコメントされている金利つき借金も
面白いとは思いますが、今はまだ早い気がします。

上の1と2には、これからもらう毎月のお小遣いも
含めてみてください。元本が大きいほど、
子供達のお金の増え方が早くなることを理解できれば
このレベルは合格だと思います。

私がお姉ちゃんなら、
1ケ月のお小遣いの半分近くを稼げる3のお手伝いを
暫く、一生懸命やる気がしますが、
お姉ちゃんに気づいて欲しいのは、
実は、労働で得る200円よりも、
お金がお金を生むスピードが速いということ(笑)。

自分がお手伝いして稼ぐ200円なんて、
弟君の月の金利の1/3なんですから、
ソコに気付けば、お姉ちゃん、ナカナカ見込みアリです(笑)。

賢い消費と浪費の違いは数をこなさないと、
身につきませんから、こちらは長期戦で(笑)。

逆に問題は、弟君の物欲のなさ。。。
このままでは、「お金は放っておいた方が増える」と、
世間とはズレた金銭感覚になってしまいます。
男の子が欲しいものは私にはまだ分かりませんので、
ガンタロウ先生、何か刺激をしてあげてください(笑)。

子供達の反応が楽しみです♪

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価値観の違いをどう教えるのか?

ゴックさんのログを読んで、すごく考えさせられました。

キヨサキ氏の本を読んだことのある方なら、
なじみのある「不労所得」の考え方。
サラリーマンとは対極に、休んでいても寝ていても
例え死んでも、お金がお金を増やしてくれる所得を
こう呼んであるのです。

この本を読んで、「そんな甘い話」と思った人もいるでしょう。
でも、片や「自分もやってみたい」と思った人もいるのです。
これを割合で言うと、60%:40%位でしょうか?

そして、本当に自分でもやってみた人。。。
私の周りには沢山いるのですが、
全体で見るとやはり10%位なのかもしれません。
これを日本全国で見ると、
本を読んでもいない人がいますから、
1%程度になってしまうのでしょうか?

そうなると、ゴックさんが心配されるように、
他とは違う価値観を持っていることになります。

日本人は「和」を尊び、
他(多)と違うものは排除しようとしたがる国民性。
ですから、当然、自分の価値観を貫くのは、
かなり強い意志が必要になります。

最初は周りの考え方に違和感を持ち、
他と違う意見を口にすると、いじめられるかもしれない。
本当に心配ではあります。
でも、一生、子供を守ってやれる訳ではないし、
守ろうとしたところで、反発する時期がくるでしょう。

・・・しかも、これから先の未来は、
年収300万円時代が来るかも?と言われている位です。
これまでのように、子供達に「他の子と同じ」環境を
常に用意することは難しくなるのでは?と思うのです。

「他所は他所、ウチはウチ」と教えないと、
それぞれの家庭の事情でできないことも増えてくる。
家庭によって、価値観がズレてくるはずです。

私は、ゴックさんのログへコメントもしましたが、
私自身が時間をかけて勉強し、今に至った価値観を
きちんと子供に教えていくつもりです。
もちろん、子供の成長に合わせて、少しずつ。

ただ、子供自身がどういう選択をするかは
私にも分かりません。

子供の性質によっては、
他に同調して、自分の考えをうまく隠すかもしれません。
逆に、
「違って何が悪い?」と、どんどん前進するかもしれません。

本当に価値観には色々あります。
好きなことを仕事にして、コツコツ働きながら生きていく人。
好きなものを買うために、目の前の仕事をこなす人。
働くことが大好きで、会社に全てを注ぐ人。
好きな事をする時間をつくるために、不労所得を得る人。
それぞれの人が持つ価値観は千差万別。
自分では意識していなくても、それは選択の結果です。

いつもこのブログで書いていますが、
大人になって価値観を変えるのは難しいのです。
だからこそ、私だけでなく、沢山の人の話を聞き、
選択の幅を広げてあげること。
親ができるのはココまでなのかも?と思います。

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パパ銀行の取り組み

私の不動産投資のお友達、ガンタロウ先生が、
早速、パパ銀行を開設されました。

今日、その後の経過がUPされたのですが、
考えさせられますねー。

・お姉ちゃんのパパ銀行残高は3000円位。
・弟くんは、お姉ちゃんの2倍以上の残高あり。
・・・この状況で、お姉ちゃんは、
預金を下ろして2625円のたまごっちを買うのか?

私もたまたま姉弟の兄弟です。
しかも、欲しい欲しい病の私に対し、
弟は物欲があまりなく、貯金しているタイプ。

・・・たまごっちは欲しい。
でも、パパ銀行のお金を使うと、
弟の残高と差がつきすぎて悔しい~。
パパは「買ったらダメ」とはいってない。
だから、これまでの「買って」「買って」は使えない。
お嬢さん、すごーく考えているでしょうね。

一見、かわいそうにも思えますが、
大きくなるにつれ、こういう「欲しいもの」が増えるのは、
どなたでも経験があるのではないでしょうか?
その時に、どういう対応ができるかで、
実は将来に大きな差がでてくる気がするのです。

ただ、一番気をつけなくてはいけないのは、
親の判断で「買っていいもの」「買ってはいけないもの」
を分けてはいけないということです。
もちろん、小さい内は仕方ありませんが、
小学生位になると、親の判断基準も分かっています。
その上で、自分で判断させる。
所謂、結果責任を子供にとらせるのです。

私は物欲があってもいいと思います。
欲しいものがあると、手にできた時の喜びも大きい。
しかも、同じだけの無駄遣いの傷みも得られます。
お嬢さんは、買っても、買わなくても勉強になります。

例えば、たまごっちを買った場合。
・暫くして飽きた→お金がもったいなかったかな?
・弟くんの残高が飛躍的に増える→悔しい
 (何しろ、パパ銀行は月利10%ですから!)

逆に、たまごっちを買わなかった場合。
・他の物が欲しくなった→あの時使わなくて良かった
・自分の残高も増えた→やったー!

上で物欲を肯定はしましたが、
よくない物欲も実はあります。
所謂、流行モノですね。
欲しい、欲しいと思っている時には見えませんが、
本当に欲しいものは、今じゃなくても欲しいのです。
例えば、たまごっちの流行が終わって、
飽きた友達から安く(タダ)で、
たまごっちをもらいたいか?と考えてみると、
それはきっといらないと思うのです。

人が持っているから欲しい。
人と同じだから買いたい。
この欲望を抑えきれない人は、無駄遣いがやめられず、
きっと、お金とは縁の薄い人生を歩まざるを得ない。

そのものに惚れ込んでいるなら、まだいいのです。
人に自慢するためのモノを多く持つ人は
見えないところにしわ寄せがきてしまいます。

でも・・・その選択は個人の自由。
親ができることは、子供自身が判断する機会を与えること。
さあ、ガンタロウ先生のお嬢さんの判断は?
楽しみですね♪

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物価上昇の気配?

昨日、久しぶりに100円ショップへ行きました。

いつも使っている、
リング式クリアフォルダのレフィルが無くなったからです。
ファイルのコーナーへ行って、探してみると、
名刺やはがきを整理できるクリアフォルダはあるのですが、
A4が入るものがありません。
これ、結構、使っている人が多いらしく、
これまでにも品切れになっていたことがあったので、
「ちぇ~っ」位に思っていた(笑)のですが、
ファイル本体の棚を見て、びっくり!

「最近の原油高騰の影響で、ファイル類の入荷が
 できなくなっております」
と看板が出ていました。
なんですと~?!ガソリン高騰だけでなく、
そろそろ小売価格にまで跳ね返ってくる様子。

近年の原油の週足チャートです。
d_cht
(出典:フジフューチャーズのサイトより)
これを見ると、
4月半ばからは2月レベルまで落ちていますが、
生産会社では、2月~3月の高騰がきいたのでしょう。

特に100円ショップでは、
売値が100円と決まってしまっています。
つまり、生産する会社か、販売する会社が泣くことに
なってしまいます。(両方かもしれませんが)

とはいえ、去年の秋も同レベルの高値まで
いっていたのが分かります。
あの時は、今回のように、
小売の店頭で気付くほどの影響はなかった
気がするのですが・・・

思い返すと、この100円ショップ登場までは、
クリアファイルといえば、通常価格600円台、
たまに安くなっていて、300円台という高い文具でした。
仕事でも、何かと使う機会が多かったこのファイル、
100円で買えた時には、嬉しい反面、
「今までの値段は何だったのよ?」と思いました。(笑)

改めて生活を見回してみると、
原油から作られるプラスティック製品は、
いちごのケースや、納豆のケース、
パンの袋、マヨネーズの入れ物・・・
あらゆる物に使われています。

多分、1社が堪えきれずに小売価格に乗せ始めると、
「ウチも」「ウチも」と、一斉に、他社が続きそうですよね。
物価上昇も近いのかなー?
クリアファイルが値上がりするの嫌だな。
って、おいおい、そこかい?!(笑)

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木村剛さんの警告

Financial Japanのサイトで、木村 剛さんが、
「プロの投資家に勝つ秘訣」や「デイトレーディング」
について、語ってあります。

文章で読むのもいいかと思いますが、
是非、提供されている動画をご覧になると、
初心者にも分かりやすく、とても面白いと思います。
どうも、公開されているのは、
短期間のようですので、早めにご覧になって下さい。

まず、雑誌などの投資情報をどう見るのか?
>一切信じちゃいけません!
うーん、明快(笑)。
これは、冷静に考えれば誰でも判ることなのですが、
私が見てきた証券会社で株を買う人の中にも、
意外とこのことに気付いていない(無視している)人が
多かったんですよね。。。

自分の強いジャンルの見極め方なども、
株式をやってみようという方には、
視点として考えさせられると思います。

ま、長期投資に関しては、キヨサキ氏が書いていたように、
「買って、持ち続け、祈り続ける・・・」になりかねませんが(笑)。

トヨタFS証券のCMの後のテーマは「デイトレ」です。
>デイトレは一般の人には薦められません。
だよね~(笑)。

薦めない理由
・売買回数に応じた手数料がかかる
・売買タイミングに常についていける人はいない
・本当に相場に連戦している人が、
 そのノウハウを公開しているはずがない

どうしてもデイトレをする人は、
賭け事で負けてもいい金額だけ投機する。

以前読んだ、木村さんの「投資戦略の発想法」、
初めて読んだ時は、衝撃を受けたのですが、
今の自分が読み返すと、どう感じるのか、
ちょっと興味がわいてきました。
本棚を探してみよう!(笑)

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カモにされない方法

先日の撫子さんのコメントを読んで、もう少し、
各分野のプロと言われる人との関わり方を考えてみました。


日本人は、情報にお金を払うのが苦手です。
私もそういう時期がありましたから、よくわかります。

でも、今は、初めてやってみようと思うジャンルができたら、
まず、本や書籍で勉強し、それに関する言葉を頭に詰め込み、
その後、実際にその投資を経験した人の話を
有料のセミナーで、じっくり聞き、質問もガンガンします。

何故、有料のセミナーなのか?
自分のお金を使う分、
セミナー講師や内容について、真剣に吟味して選びますし、
セミナーに参加した時点で、「元をとろう」と真剣に聞くからです。


最近、女性が書いた株式投資の本がベストセラーになるなど
ちょっとした、投資ブームに湧いているようです。
TVなどでは、証券会社の無料セミナーに、
大勢の女性が参加している様子が映っていました。
そして、その後、投信を買っている沢山の女性の姿も。。。

でも、一歩さがって考えてみたら、オカシイことに気付きます。
大きなホテルの会場費用、
説明している講師や会場のスタッフの人件費、
とてもタダで準備できているはずがないのです。
この費用は、どうやって賄われるのか?
・・・そうです。
セミナー参加者が買う(買わされる?)投信などの手数料からです。

無料のセミナーで、プロの説明にのまれ、
プロが思い描く通りの商品を買ってしまう。
これって、お得な買い物できているんでしょうか???


同様のセミナーは、株、投信、債券、不動産等の投資だけでなく、
販売をしようとするあらゆる会社が使う常套手段です。

無料セミナーに参加すること自体が悪いとはいいません。
会社の○周年記念で顧客にサービスする場合もあります。
ただ、自分がカモにならないためには、
主催者が、どうしてタダにしてまで、
人を集めたのかを考えてみると騙されにくくなると思います。


私が証券会社にいた頃、証券市場のこと、政治と経済の繋がり、
その他、沢山のことを教えてくれた、尊敬していた上司がいました。
このM課長は、とても賢い人でしたので、
会社の将来に見切りをつけると、
男性がセールスすることで有名になった生保に転職されました。

暫くして、私のいた部署に顔を出されました。
M課長を信頼している社員が多く、
皆、課長の薦める保険に乗り換えしていったのですが、
私は生命保険について人事部時代に研究し、
独自の視点を持っていたため、その保険には入りませんでした。

ある日、M課長に、
「三田さん、これからはプロの時代だよ。
 何もかもを自分で把握するのは不可能だ。
 分からないことは、プロの判断を信じて託すべきだ」
と言われました。

・・・でも、そうでしょうか?
確かに、今はプロの時代。
自分に関わること全てを、把握することは難しいかもしれません。
でも、だからと言って、「プロが言うのだから」と任せてしまっては、
本当に自分にとって最良のものが手に入ったのか?
カモにされているのか? 自分で判断することができません。

人の一生の内で、大きな買い物が幾つかあります。
・家などの不動産
・生命保険
・子供や自分の教育
・家族の健康、医療や介護費用
・将来に備える投資や、マネープラン
どの項目も、人生のトータルで見ると、大きな費用です。
私は、これらのことだけは、
自分で可能な限り勉強し、自分の納得できる選択をしなければ、
後で、取り返しがつかなくなると思うのです。

大きな買い物に関してだけは、「カモにされない」ために、
目の前に見せられるものを全部信じずに、
一度、冷静になって「ホントかな?」と考えてみてください。

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投資のプロ???

昔から、マネー雑誌や、週末に放送されているマネー番組で、
「銘柄を自分で選べない初心者は、投資信託を利用しましょう。
 投資信託(投信)は、投資のプロが運用しているので安心です」
と、言われています。

・・・私は、ここには、大きな嘘があると思っています。

株式投資を始めたいという人は、
まずは安い株でいいので自分自身で買ってみるべきです。
値上がりしても、値下がりしても、自分で買ってみると、
値動きで揺れ動く、投資家の心理を体験できますし、
経済ニュースがとても身近なものに感じられるはずです。

でも、どの銘柄にしていいのか分からない。
それなら、自分で研究してみるべきです。
マネー雑誌も、株式投資に関する本もでていますし、HPもあります。
(特定銘柄を煽る動きにのせられないよう、注意は必要です)
どの証券会社で口座開設するとお得なのか?など色々分かります。

そういうことが面倒くさいと思う人は・・・
本来、投資するべきではないと、私個人は思っています。

面倒くさいから、投資のプロに任せる?
では、火曜日~土曜日の日経新聞の中ほどに
「オープン基準価格」と書かれた、数字がズラ~っと
並んでいるページを見てみてください。
(ほとんどの一般紙には、この価格表はでていません)

ここに出ている投資信託の募集時の価格は大抵10000円。
それが、今日は幾らになっているでしょう?
1万円を超えているものもありますが、
ひどいものは2000円台のものまであります。

もちろん、何時、運用開始したのか?
どういうセクター(業種)に投資しているのか?
株式と債券の割合はどうなっているのか?
色々、条件は違いますが、
プロが運用しても、利益が出せないものも多いのです。
これは、先日書いた「中間コスト」も原因ですが。

株式の銘柄を選べない人が、
こんなに大量にある投信の銘柄を選ぶなんて・・・
ナンセンスだと思いませんか?


それに、本来、
日本の会社では投資のプロは育ちにくい土壌があります。
「投資のプロ」である人は、
横並び意識なんて持っていてはいけないのです。
常に、勝ちに行く。
それが、投信を買ってくれたお客様から期待されていること。

私が証券会社にいる時、
ディーラーを身近に観察できる時期がありました。
ディーラーとは、会社の資金を運用する人たちです。
会社は、投資スタイルの違う複数の人を置き、
リスクを分散するのが本来の姿だと思うのですが、
組織の中では、どうしても派閥を作りたがる人や
管理したがる人がでてきます。

そうなると、上の顔色を伺いながら、
同じスタイルの投資しかできなくなってしまたり、
常に、会社に説明のきく、安全第一の投資しか
できなくなってしまったりするのです。

本当にすごいディーラーは、
頭がいいだけではダメ、
理論に精通しているだけでもダメ、
綿密な研究と、
チャンスを嗅ぎ取る博才(バクサイ)を持っている気がします。
こういう人は、日本の会社の枠に収まりきれないのです。


投資信託を運用している人も同じだと思います。
例え、お気に入りの運用担当者がいたとしても、
その人が本当に才能があるなら、
逆に、何時辞めるか分からないというリスクもあります。
過去の実績が将来も続くという保証はないこともあります。
もしも、その担当者に運用の才能がなかったらサイアクです。

今、流行のREITも同様です。
運用する人が本当に才能があるのか分かりません。
これも、過去の実績が将来も続くという保証はありません。
また、REITには、株式とは違う不動産市場の難しさがあると
思っていますが、それはまた別の機会に書いてみます。


「投資は自己責任です」
この言葉の本当の意味を考えると、
自分のした判断を修正し、改良していけるのは自分だけです。
投資信託全てが悪いということはないと思います。
でも、先日書いた中間コストも十分意識して、
私たちの可愛いお金たちをどこに投資するのか、
きちんと考える必要があります。

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お金を貯めるコツ

「お金を貯めるコツって何ですか?」
証券会社にいる時に、よく後輩に聞かれました。

会社には、
私以上にお金を貯めている先輩も当然いたのですが、
私の場合、洋服や雑貨も好き、食事に行くのも好き、
それなのに、まとまった金額を持っていたからです。

就職した時、父に
「まず、100万円貯めなさい。
 そうすれば、500万円は楽に貯められる。」
と言われました。

でも、私も学生時代とは違う大金にすっかり舞い上がり、
貯金はすっかりおろそかになっていたのです。

年末に、「源泉徴収票」をもらい、
会社からもらった給与総額と、
自分の手元に残った残高の差に愕然としました。
「だ、誰が使ったのよ~」
って、もちろん、私です(笑)。

当然、入社して1年後の3月までに
父に言われた100万円を貯めるのは無理でした。

・・・どうしたらいいんだろう・・・
悩んでいた最中、私は人事部に異動になり、
給与や税金、社会保険などの担当になりました。
そしてある日、
財形貯蓄の残高が異様に高い人たちに気付いたのです。

そのほとんどが、女性ばかり。
とにかく、私も真似してみることにしました。

財形貯蓄=給与天引きです。
これまで金遣いの荒い生活をしてきたのに、
いきなり、お給料の手取りが減るので、
給料日前はマイナスの生活が3ケ月ほど続きました。

マメにお小遣い帳をつけることもできない私は、
大まかな予算の中で生活してみることにしました。
つまり、自分にとって、どうしても削れないものと、
削ってしまえるものを選別し、
使い方にメリハリをつけたり、
お買い物の仕方自体を工夫するようになりました。

よく、「貯金はボーナスでする」と言う人がいます。
でも、この貯め方は、非常に効率が悪い気がします。

それは、日常生活にメスを入れていないからです。
日常生活の中で不要なものを整理し、
生活パターンを変えなければ、
貯めたお金は身につきません。

だって、私自身、財形貯蓄をやっていても、
ある程度貯まると、使ってしまっていたからです(苦笑)。
ただ、この時期を超えられると、貯蓄はぐっと楽になります。

主婦の場合、ものすごい節約をしている人もいますね。
それを本人が楽しめていれば構わないのですが、
根本的に改良できる部分があるのかも?と思います。
マイ・ホームしかり。マイ・カーしかり。

消費するべきものの選択は個人の自由であり、
もっと言うと、個人の責任です。
もしも昔ながらの「マイ・ホームは買わなくちゃ」
という固定観念に縛られているとしたら、
それが生活を圧迫していないかも見直すポイントです。

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「中間コスト」を意識してみる

「お金のことって、よく分からない」
私の周りにも、こう言う人が沢山います。

もちろん、何もかもを知り、理解するのは不可能ですが、
知らないリスクってあると思うのです。
そして、理解しておくべき内容がいくつかあります。

その1つが「中間コスト」です。
つまり、「どれだけの人が間に入って利益を得ているのか?」
一度考えてみると、色々なものが見えてきます。


例えば、野菜。
農家の人が直接販売するような露天売りだと、
農家の人だけが潤えばいいので、安くできます。

でも、農家の人が、
より高く売れるところへ持っていって売ろうとすると、
移動のためのガソリン代など運搬費を
売り上げから賄う必要があります。

採れた野菜を市場に出すと、
市場の人、仕入れた野菜屋さんやスーパー、
その他、間に入った人が増えたら増えた分だけ
高い価格をつけなければいけなくなってしまいます。


お金の世界でも同じことが言えます。

銀行にお金を預けたら、
銀行は皆から集まったお金を運用して金利を払います。
今は0.02%など、スズメの涙位の金利ではありますが
だからといって、銀行はじーっと持っていても、
その金利を払えません。

銀行全体で考えると、例え、0.02%であっても、
チリ(笑)も積もれば山にもなりますから。

まずは、住宅ローンなど、銀行からお金を借りたいという人に
お金を高い金利で貸して、お金を預けた人に0.02%を払い、
残りは銀行の利益にする。

え?銀行は差額を取りすぎじゃないー?
リストラなどが多少進んでも、まだまだ行員の給与は高いし、
重役は高級車に乗るし、色々賄わなくちゃいけないワケです。

だから、もっと稼ごうと、
銀行も株式や債券を買ったりして運用しています。
そうすると、注文を出す証券会社にも手数料を払います。
こうして、間に入る会社が増えると、中間コストが増えます。


株式に自分で投資した場合はどうでしょうか?
株式は証券会社に注文します。
証券会社は売買手数料をもらって、注文を市場につなぎます。
今はネット証券の登場で、この手数料も随分安くなりました。

バブルの頃は、証券会社の営業マンの薦め通りに
株式を買う人が多かったのですが、
ネット証券では、大抵、このサービスはしていません。
建前は、「投資は自己責任です」なのですが、
それよりも、営業マンの薦める株式で儲かる保証もないので、
アドバイスして欲しいのか?は、私たち自身の判断になります。


中には、「全然分からないから、投資のプロに任せたい」と、
投資信託を買う人もいます。
今なら、証券会社や銀行などの窓口で買うことができますが、
投資信託の場合、
・募集をする証券会社や銀行
・運用を担当する会社
・集まった資金を管理する信託銀行
など、一般の人からは見えにくいのですが、
間に沢山の人が入って稼いでいます。
つまり、この人たち皆を潤わせた上に、
私たちに利益をもたらす投資先に投資し続ける必要があります。
・・・これって、可能でしょうか?

それに、投資のプロと言われる人たち皆が、本当にプロなのか?
という疑問もでてくるのです。これは、また、別の機会に話します。


じゃあ、保険はどうでしょう?
従来からの保険も、集まった資金を株式や債券に投資して、
満期返戻金などを支払ってきていました。
それとは別に、投資のプロに資産を運用してもらいつつ、
保険も受けられるという「変額保険」などが売られています。

そんなオイシイ話、アリなのでしょうか?
これって言葉のアヤなのかも?「保険も受けられる」のではなく、
資金の一部を保険用にストックし、残りを投資に回す。
つまり、保険会社と証券会社などが間に入っています。
中には、運用を海外の投資ファンドに委託しているものもあり、
そうなると、その人たちの懐も潤す必要があります。


沢山の人の懐を潤した後に、私たちの手元に戻ってくるお金。
その身をけずってまでも、他の人を潤してから戻ってくるのです。
間に入る人が多ければ、多いだけ、
お金は戻ってきた時、もう、ヘロヘロ(笑)。

もちろん、どのサービスにお金を払うべきかを決めるのは、
私たち自身の判断次第です。
お金のことを考えるとき、この中間コストを考えてみるだけで、
どこにお金を置いておくかの判断基準にすることができます。

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