本物を見る機会を

今日は、思い立って上野の美術館へ行ってきました。
ベルリンの至宝展

子供を連れて、絵や美術品を見に行く家庭は、
実際はそう多くないのかもしれません。

ウチの父は、おもちゃは買ってくれなかったのですが、
母に「本は欲しがるものを。芸術は本物を見せなさい」
という教育方針だったらしく、
小さい頃から、人形劇、影絵、バレエ、狂言・・・などなど
福岡に来るものがあったら連れていかれました。
残念ながら、そのほとんどに興味がなかった(笑)私と弟。
でも、2人共に好きだったのが、絵の展覧会でした。

私が子供の頃好きだったのは、ドガとユトリロ。
今はゴッホやフェルメールが好きですが、
どの画家の絵が好きと言えるようになるまでには、
かなりの量の絵をみてきました。

このブログに書いてきたように、
これからの子供達にはお金の教育が大事だと思うのですが、
こうした芸術の価値というのも、
子供に教える機会を作れたらと思います。

実際、ルーブルでは、大きな絵の前に円になって座り、
先生の説明を聞く子供達の姿が見られました。
あの中から未来を担う芸術家も育つのでしょうけれど、
その芸術家を支援するお金持ちも育つのだなと
つくづく思ったのです。

普通の家庭では、子供連れで世界各国の美術館を巡ったり、
日本の美術館でさえ巡るのは大変です。
ですから、近くで行われるコンサートや展覧会、演劇など
親が注意して見せる機会を作ってあげるしかありません。
中学生位になると、自分の好みも分かるようになり、
自分の好きなものを自主的に見に行くようになると思います。

仮に、途中で興味を失ったように見えても、
(弟もそうでしたが)子供の頃に蓄積されたものは、
決してムダになることはないと私は思います。

古い胸像や、ボッティチェリのヴィーナスなどを見ながら、
昔の一般庶民、ことに日本の庶民なら、
決して見ることができなかったはずの宝物を見られる幸せを
今日はしみじみ実感してきました。

チビは今のところ、
絵よりも楽器が奏でる音が楽しいようですが、
親の先入観で幅を狭めることの無いよう、
色々なものを見せてやろうと思っています。

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