税制変更の動き

先日の日曜日の日経には、
今年の年金から所得税の天引きが始まったものの、
仕組みの問題で、大部分が税金を納めすぎており、
確定申告して還付を受けなければ!
と書かれていました。

元給与担当者の私に言わせてもらうと、
こういう仕組みにしたんだったら、給与同様、
社会保険庁が年末調整までやってあげたら?
受給者はお年寄りだし、分かってないんだしー。

でも、実は、この確定申告で還付請求してこそ!
という仕組み自体、面倒くさがる人が納めすぎる税金
を期待しているとも受け取れます。

一般的なサラリーマンは、
年末調整と言ったら、会社に書類を書いて出すだけで
カンタンにお金が戻ってくると思われているでしょうけれど、
実は、このチェック、ものすごーく面倒なのです。
・生命保険の申告金額の書き間違い
・子供の生年月日の書き間違い
 (年齢によって控除金額が違うので意外と重要)
・親の生年月日の書き間違い
・親が同居しているのか?生活支援をしてるのか?
など、私がチェックしていたのは350名位でしたが、
最低、3回は見直ししていましたので、相当な労力です。

本当のことを言うと、これって税務署の仕事です。
会社は代行しているだけ。
それだったら、社会保険庁は同じ役所なんだから、
代行してあげなさいよー!と思いませんか(笑)?

先日、政府税調が増税に向けて議論を始めている
と日経にものっていました。

住民税は今回は置いておくとして、「給与所得控除」です。
現在は、給与をもらう人は経費精算できない分、
約3割程度の金額が経費として勝手に控除されています。
このサイトを見ると分かりやすいかもしれません。※)
それが、税収が落ち込んできたものですから、
「サラリーマン、こんなに使ってないでしょ?
 ちょっとは経費精算出来るようにしてあげるから減額ね」
っていうカンジ(苦笑)

じゃぶじゃぶ無駄遣いする地主の都合で、
勝手に計算方法を変え、上前をはねられる小作人みたい。

その代わり、将来の小作人が減らないように(笑?)、
子供を扶養控除ではなく、税額控除にしてくれるとか(笑)。
先ほどのサイト(※)で見ると分かりやすいのですが、
(4)の所得控除に含まれるのではなく、
(7)のところで減税されることになるはずです。

どういう計算方法になるのかは分かりませんが、
仮に、同じ控除額を税額から直接引けるようになるとすると、
<この当時>
 (1) 支払金額=収入=700万円
 (2) 給与所得控除額=(1)×10%+120万円=190万円
 (3) 給与所得控除後の金額=(1)-(2)=510万円
 (4) 所得控除の額の合計=いろいろあって=256万円
 (5) 課税対象所得金額=(3)-(4)=254万円
 (6) 所得税額=(5)×10%=25万4000円
 (7) 減税額=(6)×20%=5万800円
 (8) 減税後の所得税=(6)-(7)=20万3200円

<改正されたら>
 (4) 所得控除の額の合計=256万円-(38万円×2)
 (5) 課税対象所得金額=(3)-(4)=330万円
 (6) 所得税額=(5)×10%=33万円
 (7) 減税額=(6)×20%+(38万円×2)=82万6000円
 (8) 減税後の所得税=(6)-(7)=0円
H18年1月~減税率は10%になるようですし、
子供1人に38万円も税額控除していたら、
子供のいる家庭はほぼ納税0円(笑)になるでしょうから、
税額控除金額は減ると思われますが、
所得控除より税額控除の方が
普通のサラリーマンには直接的で助かるはずです。
(もしも、子供1人○%となると、話は複雑になりますが)

こちらのサイトを見ていてもお分かりになると思いますが、
今後、年金保険料もどんどん値上がり予定。
(H17年9月~全体で毎年0.354%づつ引上げられ、
 最終的には平成29年度(2017年度)に以降18.30%)
消費税もいずれ上昇すると言われています。

税収が足りない、足りないっていいつつ、
使っているザルの目が粗すぎる地主さん。
そういう国に住んでいることを認識しておき、
年貢の納め方の変更点を知り、合法的な形で
将来に備えるのは自己責任ということになりそうですね。


このサイトは2002年7月現在の情報ですので、
 配偶者(特別)控除や減税の扱いが変わっています。

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税金の使い道

昨日の夜、たまたま見ていた「クローズアップ現代」。
テーマは、千葉県市川市の「1%条例」でした。

これまで税金の使い方といえば、議会が決めるもの。
ただ、これでは市民のニーズに応えきれていないのでは?
ということで、より市民に身近な活動するNPOなどの中で
納税者(ここポイント!)が支援したい団体を指定できる。
という仕組みです。

これ、全国で初めての取り組みなんだとか。
・・・実は、私、このパンフレットを見て、
「これ、なんだろー?」と思っていた一人でした。
そう、ココの市民なんです(笑)。

こんなこととは露知らず、
申し込むのが意外と面倒だった&
個別の団体の違いがよく分からなかったので、
放置してしまっていました。
あ~、主旨を知っていれば、ちゃんと出したのに。。。

結局、人口46万人の内、
これを提出したのは、5000人。。。少ない。。。

ただ、よくよく聞いてみると、
選択できるのは、住民税の納税者のみ。
子供や専業主婦はダメだし、
去年の私のように赤字の確定申告した人はダメ。

うーん。。。
私も会社勤めしている時は、住民税の使い道は、
ホント、無関心でした。
だって住民税を納めているトコで過ごすのは、
ほとんど寝る時間でしたから。。。(笑)

でも、チビができて育児をしていると、
地域の問題点が色々見えてきます。

例えば、歩道が狭いし、お店の看板が邪魔で
ベビーカーを押して歩けないことからして、
車椅子の人はすごく困ってるはずだな~と思ったり、
こんな遅い時間まで生ゴミの回収をしないから、
カラス被害がひどいんだな・・・などなど。

それに、市のサービスというと、
平日の昼間に活動する住民が一番の利用者。
土日の昼間や夜間、地元で活動する住民には
どうしても市のサービスが見えにくいのです。

そういう意味では、この取り組みがきっかけとなって
自分達の納めた住民税がどう使われているのか
興味を持つきっかけとなれば面白いなーと思いました。

この活動、全国でも注目され、
導入しようとしている市も多いと聞きます。
(予算を手放したくない議会が反対する地域もあるそうです)
もし、ご自分の市でも、こういう取り組みが始まれば、
子供のお金(税金)の教育の一環にもなりますし、
一緒に選んでみてはいかがでしょうか?

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