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2007/01/09

華僑とユダヤ人の比較

撫子さんのブログで紹介されていた↓この本を読んでみたくて、

Book00184香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則

ユナイテッドワールド証券 会長
林 和人 著

実家近くの本屋さんを数件回ったのですが置いてなく、
(丸善の本店には平積みされていました)
たまたま見つけた、下の本を先に読んだのですが、
同じような政治的背景を持つ民族の共通点と、
其々の違いを、比較できて、とても楽しめました。

Book00185ユダヤ人ばかりに
なぜ、お金が
集まってくるのか

伊達 一啓 著

どちらの民族も、生まれた地を離れ、
自分と家族の命を守っていくためには、
島国育ちの私には想像できない厳しい感覚が、
脈々と受け継がれてきているんだなー
と痛感させられました。
その共通点は、読んで確認していただくとして。。。

まあ、上の林氏の本は、
華僑の方々の思想の全てを語られている訳ではないので、
下の本の伊達さんのユダヤ的思想についての分量と
比較するのは、フェアではない気もしますが、
私がユダヤ的思想でハッとさせられたのは、
「人生お金だけではない」、「学歴だけじゃない」のような事を
私も軽く口にしてしまったりすることがありますが、
様々な逆境を生きてきた民族にとって、それは武器の一つであり、
要は活用の仕方によるのだという合理的な考え方でした。

私はユダヤの方達が読む『タルムード』というもの自体を
読んだことがないのですが、この下の本を読んでみて、
非常に興味が湧きました。

というのも、ユダヤの方達が、子供が例え一人になったとしても
自力で生き抜けるだけの力をつけるために、
小さい頃から、この教えを紐解き、
お金についても、きちんと教え込むのだとか。
しかも、あえて「ベニスの商人」などを子供にも見せ、
自分達に科せられた現実を知らせ、
それに負けない強さを子供に教えることすらするのだとか。。。

・・・これを知って、現在も第一線で成功しているユダヤ系の
方達の名前を見ると、深く納得してしまいました。

更に感心したのは、笑いのもつ効用についても、
子供の頃からしっかり教えられるのだそうです。
ユーモアとジョークで苦難を笑い飛ばし、
常に前を向く・・・

今回読んだ2冊には、子供に教えたいことが満載でした。
より具体的なことを知りたい方は、下の本だけでも
ご一読下さい。大人でも気付きの多い一冊だと思います。

特に、私へのメッセージとして受け取ったのは、
この辺りでした。。。
>ユダヤ人に質問すると、かならず質問され返すのだという。
>『忍耐強く質問しなければ成功しないのだ』
・・・やっぱり、「質問力」が今年のテーマになりそうです(汗)。

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コメント

みたさん、私もちょうど今度はユダヤ人の考え方に関する本を読みたいと思っていたので、ぜひ買って読んでみたいと思います。
最近、本を読むたびに目からうろこが落ちます。
その感覚が、自分の思考がどんどん研ぎ澄まされていくようで何とも心地よいのです。
自分の考えが明確になるほど、自分の目標が具体化するので、行動も起こしやすいように感じる今日この頃です。
今年も昨年の自分に負けないように頑張るどー!

投稿: 撫子 | 2007/01/10 00:45

明けましておめでとうございます。

>今回読んだ2冊には、子供に教えたいことが満載でした。>
私も帰省中に「香港大富豪お金儲け7つの鉄則」を読んで、長男にも読ませました。
長男は「読みやすかったけど、大人になるまで覚えていられない」と言ってました(^^;

今年もよろしくお願いします。

投稿: ターネック | 2007/01/10 09:26

華僑とユダヤ人ですか・・・・

一億総中流時代を生きてきた日本人とでは環境が全く違うのでしょうね。

日本もこれから格差社会が拡大していくと、こういう考え方が必要になってくるのでしょうね。

投稿: ムサシ | 2007/01/10 12:53

撫子さん
いい本をご紹介頂いてありがとうございました。
そのお陰で下の本にも出会えた訳ですし。感謝。感謝。
>自分の思考がどんどん研ぎ澄まされていくようで何とも心地よい
うーん、この感覚分かります。
さすが、撫子さん。表現がお上手!
私も去年の後半から、本格的な本漬けの日々です。
世の中には、まだまだ知らないことが沢山あるなーと日々思っております。

ターネック様
あはは。ご子息の感想が、非常に楽しいですね♪
そっかー。大人になるまでに、覚えておかなくちゃいけないことが、もっと他にあるのでしょうね。
でもきっと、社会に出た後で、こういう本を読み直してみると、数年前に分からなかったことが、ストンと心に落ちてくることがあるのだと思います。
その時が今から楽しみですね。
こちらこそ、今年もよろしくお願い致します。

投稿: 三田 | 2007/01/10 16:25

ムサシさん

そうですね。
先に上の本を読むと、「なにもそこまでー」と思ってしまう部分もあるのですが、下の本を読むと、「他の国に根付き、経済的に自立していくということは、こんなにも厳しいことなんだ」と気付かされました。

日本で生き抜くにしても、今後は、この位、厳しい自己管理が必要になるということなんだろうなーと、しみじみ思っております。

投稿: 三田 | 2007/01/10 16:29

はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいています。

以前、外国に住んでいた頃の大家さんがユダヤ人でした。私が不動産投資に興味を持ったのも彼女(大家さんは女性でした)のおかげです。彼女と話しているといつも頭(自分の常識)をガンガンたたかれているような気がしたのを覚えています。

今度、ぜひ読んでみたいと思います。

投稿: ぴえどら | 2007/01/10 22:11

ぴえどら様
コメントありがとうございます。
うわー、そういうの憧れますー。やはり、直接聞いた言葉が一番重みがあるのでしょうね。。。
頭をガンガンたたかれるような話?!どんなお話だったのか聞いてみたいですー。教えてくださいー。

投稿: 三田 | 2007/01/11 11:39

VEフランクル著
<夜と霧> お読みになられましたか?
是非お勧めします。

ある日、身一つで狩り出されたら、
持っていける物は、自分の体と頭のみ。

だから知識は頭に詰め込んで、技術や経験は体に覚えさせておく。
そして、考える事、思考すること。
祈る事。 

ある日、家族や友達に別れも告げられず、連れ去られる日にも。

投稿: 見つめる瞳 | 2007/01/11 17:43

三田様

うれしくなるような質問ありがとうございます。
(今年のテーマ・・まさに「質問力」ですね。)

イスラエル人の大家さんとの思い出を一つだけ・・・

新任者の部屋を探していて、市内中心部にある彼女の持つ物件を見せてもらったとき
「ここは以前私が住んでいたのだけれど、是非借りたいという人がいたから貸したの」と一言

お世辞のつもりで、「今のお住まい立派ですもんね」と言ったら「あそこがお気に入りならあちらをお貸ししますよ」との返事。

「あなたのお住まいはどうするの?」と聞くと「ノープロブレム」
ちなみに彼女の本業は画家です。住環境にはいろいろこだわりもあるでしょうに・・・

また遊びに来ます。どうぞよろしく。

投稿: ぴえどら | 2007/01/11 21:26

見つめる瞳さん
ご紹介頂いた本は読んだことがなかったので、今度読んでみます。ありがとうございます。
子供の頃、このような戦時中のドキュメンタリーや映画が放送されると、家族全員で見るというのが、父の方針でしたので、どちらかというと、私のユダヤの方々への印象は、第二次大戦の過酷な体験ばかりでした。
ただ、今は自分が親になって、このような人間の残酷さの記録を読むと、受ける印象もまた変わってくるのかもしれないとも思います。じっくり読んで考えてみたいと思います。

びえどら様
早速、お返事をありがとうございました。
なるほど。。。これって、究極の顧客満足度の追求なのかもしれませんね。
また、過去の民族的な歴史を考えると、やはり、命さえあれば、どんな環境にでも適応できる部分をお持ちなのかもしれないし、もっと考えると、自分の満足度より、収益を優先すべきという合理的なスタンスなのかも。。。
考えれば考える程、色々な答えが考えられますねー。
興味深いお話をありがとうございました。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

投稿: 三田 | 2007/01/11 22:49

生まれ育った場所によって考え方には違いはあるものの、
成功を手に入れた方たちの根底にあるものは同じなのかと思ったり。
ユダヤ人ばかり~の方も読んでみます。
でも、三田さんの100冊読破ペースはすごいですね(^^;)

投稿: ぺっぺ | 2007/01/11 23:39

ぺっぺさん
今、無性に本が読みたくなってる時期で(結構、波があります)、ここ数日でアマゾンに注文した冊数だけで10冊を軽く超えてます(汗)。
お得意様割引してくれないかなー(笑)。
>成功を手に入れた方たちの根底にあるものは同じなのかと思ったり
私もこの辺りを少し考えてみたいと思っています。

投稿: 三田 | 2007/01/11 23:49

三田様

はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいております。

早速、伊藤氏の著書の内容紹介を読ませていただきました。
その内容は、私が20代前半に読んだユダヤ人の物の考え方について書かれた本とよく似ていると思いました。
現在自分が金持ちとは言えないまでも、贅沢をしなければ生涯困らないだけの資産を形成できたのは、その著書の影響が大きいと考えています。

ただ、ユダヤ人のものの考え方について判断を誤らないために、ひとつ大切なキーワードがあるのです。

>要は活用の仕方によるのだという合理的な考えかたでした。

の「合理的」のことなのです。

一昨年の11月に聴きにいった、副島氏の講演会で、現在の日本語には、幕末から明治にかけて西欧に追いつく緊急を要した為、粗製で翻訳された単語が沢山あるので、注意しなければならないという話を聴きました。
そこで、ユダヤを理解する大切なことば、「合理的」なのですが、「合理的」ということばは、英語の「rational」ラショナルを間違えて翻訳している言葉だと話されました。
正しくは、「合利的」と翻訳すべきだとのことです。

家に帰ってから、広辞苑で「理」と「利」について調べたのですが・・・。

(理)法則原理、理論、物事の筋道、道理
(利)都合のよいこと、役にたつこと、もうけ、利子、りそく

と書いてありました。
かなり意味が違ってきますよね。

次に英和辞典で「rational]について調べました。
当然日本の英和辞典ですから、「合理的」と説明されていますが、語源を調べると、ラテン語で「ratio」「計算」「比率」と書いてありました。
また、説明はありませんが、為替レートの[rate]に近い感じがします。

また「有理数」とも書いてありましたので、数学の参考書で調べると。

「有理数」[rational number](3,7,0,-3,-8,0.5,0.9,1/3,2/5)
(比で表せる数、分数で表せる数)
「無理数」[irratinnal number](√、π)
(比で表せない数、分数で表せない数)
と書いてありました。

高校のとき「有理数」「無理数」と習って、意味が飲み込めなかったのですが・・・・・。
「有(利)数」「無(利)数」であれば合点がいきます。

このことから、「合理的」は間違いで、副島氏のいう「合利的」が正しいと考えました。

ですから日本語の解釈では、ユダヤ人は、「合理的」(道理理論に合って考える)となりますが、英語圏の解釈では、「合利的」(無駄を省き、目的の達成に好都合なように{計算して}考える)となります。

例えば「経営合理(利)化」で、日本人経営者、ユダヤ系外資の違いを考えてみますと。

日本人経営者の考える「合(理)化」は、経営再建のために、道理にかなった形(弱い足り場の、人員整理される労働者の今後の生活を考えて)で行われるということになりますが。
ユダヤ系外資の考える経営合(利)化」は、経営者、資本家に都合よく役にたつように行われるということになります。
(今の日本の経営者は、後者が多いようですが)

関連して、副島氏の公演でプロテスタント教徒についての話がありました。
歴史の授業で習ったのは、宗教改革ですが、実は、西欧人でなければ理解できないプロテスタント教徒の本質とは、ユダヤ教徒にねがえいったキリスト教徒という意味なのだそうです。
言い換えれば、禁欲的なカトリックの考え方を捨て、ユダヤ教徒の考えに歩み寄り、金儲け等俗っぽいものを容認したキリスト教徒という意味になるそうです。

実際に、ユダヤ教徒、プロテスタント教徒には裕福な人が多く、カトリック教徒、イスラム教徒に貧しい人が多いですよね。
物の考え方が、豊かさに大きな影響を与えるのかもしれませんね。

三田さんのこれからの読書に、少しでも役立つことがあれば幸です。


投稿: けー太 | 2007/01/13 16:23

けー太さん

とても勉強になるコメントをありがとうございました。
本当に物事というのは、つきつめて調べていくと、色々な側面が見えてくるものなんですね。
けー太さんの解説を拝見して、つくづく、「知らないことが沢山あるなー」と思いました。

お恥ずかしいのが、私個人は、合理的=無駄を省き、目的の達成に好都合なように{計算して}考える という風に解釈していたことですね。
本来の意味すら分かっていなかったようです。

最近、この他にも、「華僑」や「ユダヤ人」の方達をテーマにした本を買いましたので、大いに参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。

投稿: 三田 | 2007/01/13 20:26

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