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2007/05/26

中古住宅と住宅財形

もう随分前から、ダンナは自宅を買いたくて、
フリーの住宅情報をウチに溜め込んだり、
週末の新聞折込チラシを目を皿のようにして眺めてたのでした。

これだけ住宅が余ると予想されてる今、
土地の権利がちょっぴりしかない新築マンションをプレミア価格で
買うのだけは却下し、住み潰すつもりで安い中古マンションか、
ボロい土地付戸建てをリフォームという条件で探しておりました。

で、少し前に、古屋付土地としてでていた地元の物件に目をとめ、
「一緒に見に行ってみよう」と言うので、あまり期待せずに
ついていったのでした。

そしたら、あらら、意外に、しっかりしてる。
なんでも、元々中小企業の亡きオーナーさんが所有されていて、
一人で住んであったおばあちゃんがホームに入られたため、
箪笥や不要になった荷物が沢山残ったままでしたが、
直感的に「リフォームしたらばける」と思える家でした。

1階は、キッチンと居間と洋間が詰め込まれていましたが、
2階には、ナント、9畳の茶室が設けてあります。
着物用の桐ダンスや茶道具用の棚など、
おばあちゃまの趣味人ぶりが窺える部屋でした。

ここ、不動産屋さんは、
更地にして、建築条件付きで売るつもりだったのですが、
ちょっとしたご縁のある方だったので、私達には、建物付き土地値でも
いいですよというお話になったのでした。

その後、不動産屋さんのご紹介でリフォーム屋さんと一緒に、
どこを直してもらいたいかを言って見積もってもらうことにしたのですが、
リフォーム屋さんも「すごくしっかりした、いい建物だ」と言われ、
私の話を聞いて、様子を見に来て下さった、ムサシさんやタニアさんも、
「建物は想像してたのより、全然いいねー」とお褒め頂いたのでした。

・・・ところが!です。
中古住宅を借入で購入しようとすると、こんなにハードルが高いとは
思いもしませんでした。
・・・ってゆーか、国の政策は中古を買う人を想定して作られてない。

最初、財形貯蓄を担保に、ダンナの社内の利子補給を受けて、
資金調達しようと思ったのですが、
土地が100m2以上、借り入れ上限2000万円まで。
こんな借入で買える家なんて、
福岡市内でも、駅から徒歩圏では見つけられません。
まして、首都圏では無理!

せめて、財形の非課税枠位は使おうと思っていたら、
ナント、中古物件の場合、築5年以内のものでなければ、
利子の非課税対象にならないと。。。
中古の範囲が、築5年以内?!ありえないし!
おいおい。。。中古を流通させる気あんのかー!

で、借り入れだけは、「フラット35」を使おうかと思っていたら、
中古の条件、床下の高さが45cmの条件をクリアできないと。。。
築30年経ってない建物の床下は30cm。。。

他にも幾つか事情があって、民間の銀行の住宅ローンに
申し込んでみる事になりそうですが、
金利が割高な上に、ココでは、ダンナの返済能力が問われるので、
不動産投資がネックになる可能性もでてきました。


ご近所のおばさまによると、この家は、建売ではなく、
注文住宅で拘って作られた建物だったとか。
そりゃーそーでしょうね。9畳の茶室のある建売はありえないし。

先日のWBSの特集を見ながら、
中古の流通を本気で考えるなら、国の制度を見直さないと、
こんなにしっかり建っている家まで壊されて、
イマドキの小さな家にされてしまうなんてもったいないと、
つくづく思ったのでした。

・・・この家を買って、大事に愛しんでいけるかどうかは、
結局、私たちとの縁なのでしょうね。
無理してまでは買えませんが、とても惹かれる家なのです。

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コメント

三田さん、ごぶさたしています。
久しぶりの登場ですが、覚えていらっしゃいますか?
三田さんも、とうとうご自宅を検討されてようになったのですね。

うちは、築25年の注文住宅で建てた家を土地値で買って、現在築27年。
どこもリフォームせず、自宅購入後結婚したので、主人が外壁などを少しずつ塗って、大切に住んでいます。

私も、住宅財形やってましたが、そんな裏ワザがあるのですね。知りませんでした。フラット35にもそんな制約があるなんて。
購入した家は、建築確認を出さず、増築しているのがネックだったらしく、営業マンに薦められるまま、民間銀行のローンを借りました。(今になってみれば、新生銀行当初5年1%を借りておけばよかったと後悔していますが。。)

うちの近所も、大きな古家が壊されて、家と家の間も30cmもないような3つのミニ戸建が建ちました。建売ですから、購入した人は、家が出来上がるまでを見ていないと思うのですが、ホームセンターで売ってるような、中国産のベニア板をホッチキスでとめて、筋交いも細く少なく、あっという間にできました。きっと、20年も持たないでしょう。

三田さんのおっしゃる通り、まだ使えるいい家を、長く使うことは大切だと思います。不動産購入は縁ですから、惹かれる家を買えるといいですね。買えなかったら、言ってください。私たちが買います。(買えるかなぁ?)

私たちの、売主ご夫婦は、お子さんがいらっしゃらなかったので、この家を売却されて、奥さんの故郷でマンション暮らし。現在、世界一周豪華客船の旅に出ておられます。日本に戻ってきたら、主人とお腹の子と、山形まで遊びに行こうかと計画しています。

あと、自宅を購入すると、隣人リスクがありますよ。私も事前に調査しましたが、隣のババアがここまで潔癖症で一日中掃除をしているとは、知りませんでした。


投稿: やすこ | 2007/05/26 09:40

やすこさん、お久しぶりです!
ご結婚されたのですね。しかも赤ちゃんまで!
本当におめでとうございます~!
>主人が外壁などを少しずつ塗って、大切に住んでいます。
うむむ。。。しかも、使えるご主人!羨ましい(笑)。
幸せオーラが伝わってきますね。
なんだか、私まで、ほわーんと幸せのお裾分けを頂きました♪
ありがとうございます。

売主さんとのご縁は、今も続いているのですね。
やすこさんのお人柄なのでしょう。
お会いできてないのが残念でなりません。

隣人リスクですね。確かに。
この物件の周り、丁度、世代交代の時期なのか、
古い家が壊されて、ミニ戸建てになった所が数箇所あります。
住人が入れ替わる時期のようなので、うまくやっていけるといいな。
って、買える気分でいますね。私(笑)。

投稿: 三田 | 2007/05/26 22:01

お!、とうとう自宅購入ですか!

良い条件で融資が下りるといいですね。

躯体がしっかりしていると内外装は
リフォームで新築同様になるし、
間取り変更までは難しいですが、
自分の好きなようにアレンジできますから。

また、楽しみが一つ増えましたね。

投稿: ひーこ | 2007/05/27 07:14

いい家に巡り会えて良かったですね。
不動産屋さんはこれからが中古市場が伸びていく時期と言っていましたが、国もそっちの方向へ動いている。ということでしたが、国の政策なんてそんなに早くに変わるものでしょうか?
三田さんのマイホーム、楽しみにしています。
いい条件の融資がおりますように・・・


投稿: yuka | 2007/05/27 20:22

ひーこさん

いい条件で買えるといいのですが。。。
躯体に関しては、私たちが買えなくて、壊されてしまうかと思うと、気の毒になる位、いい躯体しています(笑)。
以前なら、イマドキの表面だけ格好のいい建物に惹かれてたのでしょうけれど、投資用物件を数見てきたこともあり、古い建物の良さが分かるようになってきました(年の功かも)。
リフォームの段階まで進めると、がぜん楽しくなりそうです♪

yukaさん
投資の経験から、この物件と縁があるかどうかだなと達観しています。
中古市場が伸びるという話、私もよく耳にしていたのですが、不動産の管轄と、融資の管轄が違うこともあってか、未だ「新築ありき」だという現実に驚くばかりです。
買えたら、一度、遊びに来てくださいね!

投稿: 三田 | 2007/05/27 22:51

いいお家が見つかったんですね。
茶室があるお家なんて、とても雅(^^)

住宅ローンは中古物件にも当てはまると聞いていましたが、ハードルが高すぎるというか、国はかなりハードルを上げてるんですね。
新築を買いなさい!とでも言うように。。。

三田さんならこの中古物件を素敵なお家に変身出来そうな感じがします
ご縁があればいいですね。

投稿: ぺっぺ | 2007/05/28 06:17

ぺっぺさん

中古を購入するのが、こんなに難しいなんて想像以上でした。
確かに、地震や火災に備えて、基準を上げていくという方向は分かるのですが、欧米などを見ても、古い建物は古い建物で、大事に共存しているのですから、日本だっててだてが無い訳ではないと思うのです。

どうも、官僚の杓子定規な枠の中におさめ判断すれば、ラクというような部分がある気がしてなりません。

この家に使われている、しっかりした木材が、廃棄されてしまったらと思うと、「何がもったいないのか」という本質を、役人に再考してもらいたいと強く思います。

投稿: 三田 | 2007/05/28 16:54

先日のオフ会で、会えずに残念でした。

日本人の新築好きも一つの原因でしょうが、
住居政策は、土建行政の結果でしょう。

木造でも、しっかりしたものを建てれば、
100年以上、お金を掛ければ法隆寺のように
1,000年以上もつものができると思います。

現在の一戸建ては、平均寿命25年位の感覚で
建てられてきましたが、地震の度に耐震性能が
要望され寿命が長くなってきたようですが・・・

 日本では、家は資産といわれますが、
現状年数が経過すれば土地値で評価されます。


 平均寿命25年位で建て替えるような仕様でしたら、
中古市場が活性化しないのは当然なことだともいえます。
中古建物に対する公的な査定機関とかが必要になると思います。
建物が正当に評価されないので、
逆にいうと、お宝がごろごろしている可能性が
高いともいえますね。

 つい最近まで、125m2の延べ床面積が
住宅金融公庫の金利の壁でした。
電化製品などの物が増えているのに、
家を広く建てにくいシステムになっていました。

 注文住宅だとこの位の広さがあるのでしょうか?

 良いご縁があればと祈っております。

 


 

投稿: Jiro | 2007/05/29 23:58

Jiroさん
はいー。ホント行けなくて残念でした。
ガンタロウ先生のアゴを治したという、Jiroさんのハンドパワーで、カチカチの私の肩も癒していただきたかったのに。残念。

仰るとおり、中古が流通しないのには、様々な要因があるんですね。
土建行政しかり。税務上の法定耐用年数しかり。
地震の多い日本で、耐震性を求めるのは確かに大事だと思いますが、
今回の家は、最近増えている安物の家より、ずっと耐震性がありそうな気がします。

今回の物件は、元々の土地が狭いので、あまり広い家ではありません。
でも、3人家族には丁度いい広さかな?と思っているのですが。
縁があるといいのですが。

投稿: 三田 | 2007/05/30 18:16

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