トランプ自伝
トランプ自伝
不動産王にビジネスを学ぶ-
ドナルド・トランプ&
トニー・シュウォーツ
先日の本を読んで、俄然、トランプ氏に興味を持ち、
早速、この文庫を読んでみました。
最初は、タイムスケジュールに書かれた日誌に、
追記したような形で、ちょっと戸惑ったのですが、
これ、トランプ氏の側近中の側近の人しか、
本来は聞くことのできない、胸の内なので、
慣れるととても面白いです。
ただ、いかんせん、元々1988年刊行の文庫版なので、
情報が古い。
なにしろ、日誌部分に、ドレクセル・バーナムのM.ミルケンが
訪ねてくる部分まである(逮捕前)位です。
でも、それでも尚、読み進む内に、引き込まれます。
私はてっきり、トランプ氏は、二代目として会社を大きく
した人なのかと思っていたのですが、
彼は、お父さんの会社を継いだのではなく、
お父さんのビジネスを間近で見て育ち、
お父さんより「でっかい」仕事をやる!と決めて、
実行していく様子が書かれています。
始めは、若さ故の熱意と情熱で、沢山の人を魅了し、
実績のない会社であったにも関わらず、
取引をまとめ、建物を建てたり、改修していく内に、
評価がついてきて、銀行の融資もどんどん楽になる。。。
面白かったのは、アメリカにおいても、
不動産投資は、人との縁であり、人に助けられないと、
前に進めないことや、
高い指値をしても、申込みが一番でも、信頼関係がなければ、
取引がまとまらないことがあること、
役人が、「公のため」という名目で、無駄に出費し、
誰も責任をとろうとしない組織なのだという点など、
色々ありました。
有望な土地の仕入れをする時のコツは、諦めないこと(笑)。
直接会いにいってお願いしたり、手紙を出し続けたり、
急がず、相手が買い手を捜す時に、
最初に交渉のテーブルにつけるように準備しておく。。。
・・・結局、これなのですね。
よく成功するための本に、
「成功者のように考える」というものがありますが、
この本には、不動産で成功するための知恵が詰まっているので、
規模は違えど、参考にできることが沢山あるなーと思いました。
今回のサブプライム問題にしても、
トランプ氏のように考えれば、
一等地を割安に買えるチャンスがやってくる可能性があり、
きっと、着々と準備をされているのでは?と思います。
不動産経営をしている人なら、取引の過程や役所との交渉など、
面白く読めると思います。
お勧めです!
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