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2009/04/05

日本人と米国人の違い

大前さんのこのコラムを読みながら、米国と日本の国民性の違い
をつくづく考えさせられました。

今回のリーマン破綻から始まった経済危機は、日本の金融機関は
影響が軽微だったと盛んにマスコミで報じられていた一方で、
輸出企業の大手企業が、「はやっ」と思う程のスピードで、
生産調整が始まり、人員整理にも手をつけました。

私が証券会社に入った頃は、「相場は実体経済より先に動き始める」
とよく聞いていたものですが、この実体経済の調整の素早い対応は、
相場とほぼ同時、若しくは、相場が慌てて追いかける位の速さで
本当に驚きました。

情報が即座に広まる今の時代ならではなのかもしれませんが、
本当に動く時には、超優良と言われていた企業でも値幅制限いっぱいに
売られてみたり、一方に動き出すと止めるてだてが見当たらないような
印象でした。

最近、TVをほとんど見ていない私でも、たまに目に入る報道は、
消費を絞り、倹約に走る内容ばかり。
小売の店先を見てだけでなく、好調なはずの通販のサイトを見ていても、
「ホント売れてないなー」と思うことが増えました。

その原因を大前さん流では、
>「(指を突っ込むとギュッと閉じてしばらくは開かない)イソギンチャク現象」
と表現されていて、思わず笑ってしまいました。

これに対し、
>米国民のマインドは基本的に「買う」「売る」であって、そこに「倹約」という
>思想はない。
この「何時いかなる時も勝ちに行く」というスタンスは、確かに見習うべき
点もあるとは思うのですが、ここのところの米株の動きを、ただただ、
「アメリカ人って楽天家なんだなー」と個人的には思っていました。

というのも、ビッグ3は破綻させる方向らしいというニュースが流れても、
市場が調整したのは、せいぜい2日、まさしく、「もう聞き飽きた」
「聞き慣れた」・・・ってカンジ

何だか、情報が同時進行でゴチャゴチャになっていますが、
元々の原因は、米国の住宅価格下落であって、
そのローンを証券化してレバレッジをかけていた金融機関のマイナスに
ふれたリスクが無限大に広がりかねないということがきっかけですから、
自動車不況は、その結果、症状が表に出てきたにすぎない部分として、
米国株への影響としては、ここまでくると、情報としては古いニュースと
処理されてしまうのも分からなくはありません。


じゃあ、私が株を買ってみるか?という視点で見直した時、
オニールの新高値を取りながら相場が反転していく条件の一つに、
「新しい産業や業種で牽引する銘柄があるはず」というのが、
私にはどうしても見つけられず、頭角を現すのは何だろう???
と眺めてばかりで、機を見て敏に動けずにいます。

とはいえ、相場自体は、行動心理学とやらで見ると、
必ずしも論理的に動くわけではなさそうなので、
大前さんの言う「買いたくてウズウズしている米国人」
=「きっかけがあると、逃げるスピードも上がっていく?」というのも
考えながら、当面の動きを見ていくことになりそうです。

為替に関しては、ユーロ/円の買い増しタイミングを見ていたら、
どんどん置いていかれてます。。。

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コメント

金融危機をここまで悪くしたのは、この楽観的すぎるアメリカ人のせいなんですよね。
もっと正確に事態を把握して迅速に対応していれば、こんなことにはなりませんでした。

そして、この回復の芽を摘んでしまうのも、この楽観的過ぎるアメリカ人のような気がします。
もう回復基調と思い込み、赤字を垂れ流している企業を生きながらえさし、それがやがて致命傷となるような・・・・・

投稿: ムサシ | 2009/04/07 14:18

ムサシさん

レスが遅くなってすみません~。

そうですねー。
大統領選の最中で、あの時にリーダーシップをもって、
解決にあたろうという人がアメリカにいなかったのも、
ここまで問題が複雑化してしまった一因なのかもしれませんね。

思い返せば、日本のバブル崩壊の時も、
「ここが底だ!」と買戻しが入った後に大きな下げがある・・・
を何度か繰り返し、みんなの投資意欲がとことん冷え込んだ後に、
やっと回復を始めたのを見ていたので、
米国株がこれで底を打てるのかは、確信はできませんねー。
うむむむむ・・・。

投稿: 三田 | 2009/04/08 23:19

ふーむ、あの住宅ローンから値上がり分を引き出して、消費に使うと言うサイクルも、周りが皆やってると特に疑問に思わないのかもしれないなあと。

また、ひと段落したらそうなるのかもしれませんね。

投稿: おざわ | 2009/04/09 20:14

おざわさん

本当に「みんなで渡れば怖くない」って事を人間は繰り返す
ものなのかもしれませんね。

歴史を見ても、過去に何度も規模の大小はあっても、
バブルが膨らみ、弾ける・・・を繰り返してきていますし。
次のバブルはどんな形で膨らむのでしょうね~?

投稿: 三田 | 2009/04/13 22:42

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