パパ銀行再び!2
読み返したパパ銀行ですが、前半の運用面では、
考え方がハッキリしているのですが、後半は、
かなり精神論も多く、「本当の豊かさとは?」という点を
考察しています。
読み返してみて面白かったのは、オークションサイトの
活用の部分でした。
そこには自由経済の縮図があり、買おうとする時の
気持ちの高ぶりと、商品が届いた時の気持ちの落差
などが書かれていて、これはまるで、バブルの時の
市場心理と同じだなあと思ってしまいました。
この後、パパ証券を開設したものの、パパ銀行程は
うまく運営されず、学校と遊びの傍ら、銘柄選定する
時間も余裕もないという理由で、子供達はミューチュアル
ファンドへ資金を移したところで章が終わっています。
・・・そのまま持っていたら、リーマン・ショックでやられた
のかもしれませんが。。。
とはいえ、
>子どもに豊かなチャンスを与えたい。
>自分はどれだけの見返りが期待できれば、リスクを犯せるか。
>はたして自分はどれだけのリスクを犯せるのか。
>子どもに自分の姿を自分の目で観察させたいのである。
という点には、とても共感します。
最終章では、少し精神論も交えて「真の財産とは?」という点に
書かれていて、お金について教える時のバランスというものを
考えさせられました。
忘れてしまってた部分が沢山ありましたが、
やはり、この本は金銭教育の本としては秀逸だと私は思います。
お金は労働の対価であるべきだ!
将来のために、節約して、貯蓄するべきだ!
自分自身、老後のお金は、親からの財産をあてにしている!
というような方には、オススメできませんが。
親からも、国からも、金銭的に自立することが、
これからの子供達にとって、かけがえのないスキルになるの
だろうなと私は思っています。
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コメント
日本でも以下のような教育フェスティバルが開かれるようになったので、驚きました。
http://www.festival2009.jp/
投稿: ふりーパパ | 2009/10/02 09:00
有益な情報をありがとうございます。
参加したいコースはもう一杯でしたが、貯金箱作りに
申し込んでみました。
楽しみです~。
投稿: 三田 | 2009/10/02 13:47
>親からも、国からも、金銭的に自立することが、
これからの子供達にとって、かけがえのないスキルになる
全く同感です。
うちももう少し大きくなったら始めたいと思います。
最初は労働対価制のおこづかいのつもりです…。
投稿: 撫子 | 2009/10/03 22:49
撫子さん
ありがとうございます。
>最初は労働対価制のおこづかいのつもりです…。
そうなんですねー。
んー。ウチは色々悩んだ結果、お金の管理を学ぶのと、
お金が入ってくる仕組みは、別に教える事にしました。
これは、各家庭、子どもの性格次第になってきますね。
投稿: 三田 | 2009/10/05 22:20